ライン
富士見パノラマ12回目

フォークの剛性を考える GIZM VS MOBS

2001年10月20日 快晴

先週の強化合宿に続きまたも行ってきました
富士見パノラマ ダウンヒルコース
流星号からの眺めは今期一番!
八ヶ岳、蓼科山、富士山、紅葉した山麓

素晴らしい眺めです。


ここのところすっかりAコースの魅力に取り付かれた
TJ&H口コンビは、本職のJGTCレース関係の出張が無い
週末にはほとんど通ってます。

それと言うのもフジパノは11月一杯までの営業で、しかも土日のみ。
我々レース関係者としては鈴鹿、美祢、マカオとレースが続き
もういけないかもしれないから。

最近どっぷりとAコースのハイスピードとGの魅力に取り付かれていて
タイムもようやく8分台。
とにかく楽しいし、もっと速くなりたいのよ!

数日前の雨の影響か夜露の為か、朝のコースは所々ウェット。
2.8/2.5のミシュランを履いてAコースを下見。

すべるすべる。
リフト乗り場脇の新しいコースなんて
ほとんBコースのあそこ状態!大嫌いです。

それより怖かったのが枯葉に埋もれるジープロード。
枯葉の下には隠れキャラ(石、岩、木の根、ギャップ)
攻めるにはあまりにもリスクが大きいので今日はライン研究と
ジャンプ練習。

そこら中でジャンプできるラインを探してはトライ。
普通に行った方が良いとか、ここはジャンプで越えるとか、
あれこれ考えながら合計9本。

お昼頃、ぐちゃぐちゃのドロップオフを↑なめるようにジャンプ一発!
無謀でした。
斜面中腹のわだちにフロントが刺さって大前転。

前転中、初めてまわりの景色が見えました。

ふわふわの土に頭からダイブ。
軽い脳震盪状態になったのですが、なんとかOKでした。

最後の2本は本当に疲れたというより、
振動で腱鞘炎になりそうで、集中力ゼロ。
楽しかった。


本題です。
H口君、赤いクワハラのフロントフォークを
KOWAのGIZMに換えたのは報告済みです。

接地感があり、とっても良いとの事。
特にウォッシュボードや石、岩でがれている所、
間違って岩にヒットした所なんてほとんど気にならないそうです。

対するMOBSのTJ、そこでははじかれてしまい
とっても怖い思いをしてしまいます。
まるでタイヤの空気圧が高い状態の時のよう。

ラインをよくよんで突っ込む必要がありますが、そこは初心者TJ、
半分くらい無理です。
はじかれます。
怖いです。

どちらもレース用の
モブスとギズム

正立と倒立

内部構造はほとんど同じのオープンバス。
外部構造以外の違いはストローク。
モブス 180mm ギズム200mm

MTBワールドやMTBマガジンの特集にもあるように
ねじれ剛性が関係しているのです。

ブレーキング方向(バイクの進行方向)の剛性は
クランプ径の大きい倒立が俄然有利ですが、
ねじれ方向にはブレースのある正立が高い剛性を示す。

ためしにMOBSとGIZMを捻って見た。
バイクの前に立ちハンドルを持ってホイールを股ではさみ固定。
ハンドルをくねくね動かすと
ありゃりゃ こんなに違うのね状態。


これを実際の走行状態に当てはめるとこんな具合。

ゴンドラ下の大きなハイスピード左コーナー。
正面右手には八ヶ岳!のジェットコースター。
パームを使ってぐんぐんスピードアップ。
僅か30センチほどの最速ラインをパームをトレースして行くが
赤く塗られた大き目の岩とパームのリップの間をコーナーリングしながら
クリアーしたい。嫌でも目に飛び込む赤い岩。
見てはいけないとは思いつつ、ついつい見つめる赤い岩。
色が無ければ目立たないのにと思いつつ....

バイクと体は言うことをきかづにフロントタイヤは
赤い岩の端にヒット!

MOBSのTJならフロント弾かれます。大変です。怖いです。
とりあえづなんとかクリアーするが続く激坂入り口のドロップオフは
恐怖を引きずったまま.....

GIZMのH口君。ありゃりゃ 乗っちゃったよ!
でも、ドライならなんでも無いもんね〜
そのまま赤い岩を踏み倒して狙ったラインでドロップオフへ!

こんな感じです。
ここだけではないですよね!いたるところで遭遇します。
もちろん直線でも.....
だから枯葉に埋もれたジープロードの怖いこと!

皆さんも心当たりがあると思います。

当然ある程度の剛性は必要です。
それと同じくらい捩れによる吸収性も必要です。

クロモリのフレームとアルミ合金のフレーム。
この違いは最初の一漕ぎで体感出来るはず。

それぞれの特徴を生かしてライディングしなければなりません。

高剛性のMOBSは高い捩れ剛性ゆえ狙ったラインを
しっかりとトレースできるはずです。最大の武器です。

一方捩れに富むGIZMでは高いセルフアライメント効果で
ガレている所や多少のギャップも平然と踏み倒して行けます。


正立でもボクサーやXバート等、ワールドカッパー御用達の
細いものはMOBSほど捩れ剛性は高くない。
セルフアライメントと軽量を武器に戦っているはずです。


初心者程捩れによるセルフアライメント効果の恩恵は高いはず。

剛性と捩れ特性のバランスをどこに置くかで
自分にあったフォークの価値が決まりますね。

フォークは決して安いものでは有りません。
フレームと同じで失敗は許されない程高い部品です。

充分吟味して、自分のスタイルに合ったフォークを選びましょう。
あくまでも初心者TJの経験と4輪レースエンジニアとしての
観点からの私見ですよ。

アイコン続く
メール アイコン
メール
トップ アイコン
トップ

ライン